フラット50!

何か、この国は狂っているとしか言いようがありませんね!
昭和の時代まで、住宅資金は住宅取得額の70%が借入限度でした!
しかも、金利は5%で、借入期間も25年でした。

平成初期のバブル崩壊後は不景気になったことから、内需拡大策として新築優遇税制や低所得者にも住宅を購入させようとして、当初期間だけ支払額を低く抑えた「ステップ償還」なる制度も打ち出されました。

木造住宅は耐用年数から返済期限は25年とされていたのですが、住宅購入層を広げる目的で、35年ローンの「フラット35」が出てきました。
「こんな長期融資、どうかしているな!?」と思ったのですが、それが今度は50年ですよ!

フラット50のサイトです!

私が造った不動産シミュレーターで借入限度額を計算してみましょう!

毎月の支払額を10万円として計算してみます。
1.金利:5%、返済期間:25年では  1,690万円
2. 金利:2%、返済期間:35年では  3,000万円
3. 金利:2%、返済期間:35年では  3,770万円

フラット35、フラット50は25年間も収入が上がらない国民に無理やり住宅を買わせる政策だったのです。
その結果、給料の大きな割合がローン返済に廻ってしまい、他の消費にお金が廻らなくなりました。
GDPが上がらない要因なんでしょうね!

世界は今、急激にEV化を進めています!イギリスでは後10年で日本が得意であったハイブリッドを含めたガソリン車の販売を禁止すると発表しています。
他の国も2035年には禁止になる様です!EV化では世界に遅れを取っている日本ですが、EVになると車の部品点数が1/3になると言われています。2/3の部品企業が不要となってしまいます。
EV車の価格の半分はバッテリーの価格と言われていますが、このバッテリーの大半は中国が占めています。
エンジン製造が得意であった分野は殆どが外国に移ってしまいます。
ある技術を持った特定の企業は生き残るのでしょうが、日本のオフライン企業はかなり厳しい経営環境になると想定されます。
今後10年で、そんな産業構造が大きく変わろうとしている時、あなたは50年ローンなんて組む勇気ありますか??

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